小田原の借りは小田原で返す。予選7Rは4番車の村上直久(36=神奈川)が中団4番手まくりで快勝した。1着は今年1月伊東の予選以来、実に半年ぶり。「落ち着いて走れたけど、結構きつかった。ただ、この久々の1着がいい薬になれば」と振り返っていた。

 今年2月に小田原で行われた3日制のケイリンエボリューションでは決勝進出を果たしたが、決勝ゴール後に落車で左の鎖骨と肋骨(ろっこつ)を骨折。長期休養から6月に復帰後も低迷が続いていた。自力の1着は最高の良薬になりそう。準決9Rを突破し、再び小田原のファイナリストにのし上がる。