カウントダウン連載「ROAD TO レディースチャンピオン」の2回目は総展望、大会の行方を占う。今年の注目は今や女子の主力となった遠藤エミ(29=滋賀)や長嶋万記(36=静岡)らが初タイトルを狙う。ベテラン勢の巻き返しや新たなヒロイン誕生も期待される。

 昨年は海野ゆかりが13大会ぶり2度目の女王戴冠を果たした。それまでの3大会は金田幸子、水口由紀、滝川真由子と初優勝が続いていた。現在の女子主力選手は、10指に余る名前が挙がる。まさに戦国時代のまっただ中にあり、誰が勝ってもおかしくない。

 初日12Rドリーム戦メンバーは(1)長嶋万記(2)遠藤エミ(3)寺田千恵(4)小野生奈(5)田口節子(6)平高奈菜。優勝経験のある寺田と田口は久々のVを目指す。

 遠藤は先日のSG丸亀オーシャンカップで準優に進出。優出は逃したが、技術とエンジン出しは男子トップクラスと肩を並べる域に来ている。昨年はG2レディースチャレンジCのタイトルを手にしており、実力的にもV最右翼だ。長嶋は今年、既に6回優勝と絶好調。勢いに乗ると誰も止められない。

 ドリーム組以外では日高逸子や山川美由紀のV経験者、三浦永理に大滝明日香、昨年のクイーンズクライマックス覇者・松本晶恵、竹井奈美らに注目。爆発力ある今井美亜も目が離せない。【中川純】

※明日は「コース特徴」