舞台となる芦屋コースはどんな水面なのか-。カウントダウン連載「ROAD TO レディースチャンピオン」の3回目は、コース特徴を紹介する。芦屋はインが強いイメージがあるが、その真実は? 地元福岡支部の大ベテラン山一鉄也(50)に聞いた。

 芦屋は「サンライズレース」と称するモーニングレースを行い好評を博しているが、今大会はサマータイム開催となる。第1Rのスタート展示は午後0時15分、最終12Rの本場締め切り時刻が午後6時30分に設定されている。

 今年1月から7月まで、芦屋のイン1着率は59・3%、全国トップクラスの数字が出てくる。ただ、この強さは簡単にうのみにできない。芦屋は一般戦で、1号艇にA級選手を置くシード番組を多く組む。この影響は無視できない。

 -芦屋の水面、特に夏の時期はどうなのか?

 山一 芦屋は地元福岡県の3場の中でも一番走りやすいイメージがありますね。風もよほど強くならなければ、僕はそんなに気になりませんよ。夏場は天候が荒れなければ大丈夫じゃないですか。インも強いと思うけど、中、外コースでも攻めていけます。走りやすいから。

 -活躍する選手とは? 

 山一 「乗りやすい」と言う選手はエンジンが出てますよ。淡水プールで水面が硬いから、エンジンに力がないと乗りにくくなるんです。それと2Mが難しい。福岡支部の選手は練習してるから地の利があるでしょう。

 「乗りやすい」というコメント、そして「地元」。これがキーワードになる。【中川純】

※明日は「注目選手(上)」