金田諭(38=埼玉)が、自慢のパワーで埼玉決戦を制した。

 コンマ26とスタートで遅れたイン須藤博倫を、2コースの金田が一気にまくった。「やっぱり出てました。追い風でスタートは控えたけど、外は全く気にならなかった。須藤さんしか見てなかった」。金田もコンマ19の5番手スタートながら、慌てることなく、16号機の威力を信じ切った。

 これで今年4回目、通算29回目の優勝。「狙いたいですね。エンジンが出てるときに勝負をかけたい」と来年3月の浜名湖クラシック出場の有力圏となる年間優勝6回へ、意欲を見せた。