河村了(33=愛知)が予選最終日を1、3着にまとめ、得点率8・00で6位通過。優勝戦の最後の切符をもぎ取った。「出足、回り足系はいいですね。ただ、伸びは普通」と35号機の手応えを話す。

 河村は最近、レースに臨む考え方を変えて挑んでいる。「どんなレースでも3着までに入ることを考えているんです」と明かす。その理由を「3着までに入れば、買ってくれたファンの舟券に貢献できる。以前の自分はレースで気持ちが入り込み過ぎる面もあった。ファンの期待を背負い過ぎて、『この1号艇は逃げないと』とか自分を追い込み過ぎていた。それでいいこともあったけど、レースで事故もしたりして。それで、最近、考え方を変えて、気が楽になりました。この方が自分には合っていると思う」と説明した。

 まだSG出場経験はない河村だが、将来的にはボートレースダービー出場を見据えて戦っている。「1年間の勝率上位者の出られる大会ですし、ずっと3着以内をキープし続ければ自ずとダービー出場の可能性も近づきますから。いつでも、どのレースでも3着以内を目指していますよ!」。

 今節も有言実行のオール3連対。優勝戦も6号艇から3着以内を目指した走りで、ファンを魅了してくれるはずだ。