小山勉が闘志をぶつける。「今回は優勝する気持ちで来ました。地元なので」と口元を引き締めた。

 肝心の機力は出足が改善され、グッと上積みした。「ターンの押しを求めて、しっかりペラはたたけてます。これならいいレースができそう」と方向性が定まった。今村暢孝の前付けで進入の乱れは必至。「そういうのは面白い。5コースも好きなので」。秘めた戸田愛と地の利で、初優勝を飾った12年4月以来の地元Vを狙う。