児島ボート開設65周年記念「G1児島キングカップ」が明日2日から6日間、開催される。ニッカン独自の視点で掲げたシリーズのテーマは「将棋頭」と「女子力」。地元の両輪、吉田拡郎と茅原悠紀が“将棋頭”を駆使して周年制覇に王手をかける。ボート界最強棋士の上滝和則や屋敷伸之九段もエールを送る。

 テーマはひとつだ。地元のエースがグランプリ2ndステージ進出へ“王手”をかける。今年は正月の地元戦Vから勢いに乗った。初日ドリーム戦を集団フライングに巻き込まれず、しのいだのが大きかった。

 今年の地元戦は3月のSGクラシックを含めて4戦4優出と優勝戦を外してない。それでも「季節ごとに調整が違うし、そのときのペラが参考にならないんですよ。本当に地元の調整は難しい。アドバンテージにならないですよ」と嘆く。一昨年の地元周年は優勝戦1号艇をゲットしたが、当時のエース機を駆る山口剛の差しに屈した。「とにかくいつもエンジン差が激しいんですよ。だから少しでもいいエンジンを引きたい。クラシックの69号機の乗り味は良かった」。

 身上はクラシックでも見せたファンを魅了する超絶ターンだ。乗り味さえ来させれば不利枠も苦にしない強みがある。優勝ならグランプリ2ndステージに大きく近づく。14年にグランプリを制した後も「現状に満足していたらそこから先はないんです。グランプリを2度、3度勝って歴史に名を刻みたい」。飽くなき挑戦は続く。(取材・構成=神田成史)

 ◆茅原悠紀(かやはら・ゆうき)1987年(昭62)7月11日、岡山県生まれ。99期として06年11月の児島でデビュー。09年12月宮島で初優勝。14年12月に平和島でグランプリ制覇。G1・4回を含めて通算33回優勝。同期に坂元浩仁、水摩敦ら。171センチ、55キロ、血液型A。