鈴木圭一郎(22=浜松)が鮮やかな速攻を決めて飯塚G1初制覇&全場G1制覇を完全優勝で達成した。鈴木のG1優勝は今年10月山陽スピード王決定戦に続いて通算5度目。今年優勝は7回目(SGとG1各2回)で通算20回目。2着は有吉辰也、3着は岩田裕臣が入った。

 全国ランク1位の鈴木が完璧なレースで圧勝した。8枠から弾丸スタートがさく裂。3番手に付けて1周3角で2番手に浮上。3周1角で先行する岩田をまくると独走態勢に持ち込み、日本選手権(優勝)の3日目から8連勝を飾った。

 車の仕上がりにも大満足だ。「試走は乗り味も良くて、タイヤも良かったので(1桁に)0が見えて試走20かと思ったら30で、あれっと思った」とジョークも飛び出すほど。「日本選手権より後半の動きは良かったと思う」と笑顔で振り返った。対戦相手からは「速すぎる」と称賛の声ばかりが上がった。次節は30日からの飯塚一般戦に出場する。【大野義孝】