今年初めて短期登録に出場しているトマシュ・バベク(30=チェコ)が最終シリーズで白星発進した。レース後には、おぼえたての日本語で報道陣にリップサービスした。

 日本文化、そして競輪の研究を続けてきた。予選8Rは最終ホームから逃げ切り。通訳をまじえながらも、警戒した選手を「サンバン(3番)」と日本語で挙げた。その後は「イチバン、キュウバン」と車番をすらすらと言い、名前はカタカナで書いてみせた。日本をよく知ろうとする好漢が、準決10Rでも好スパートする。