山田久徳(30=京都)が2角4番手からまくってG3初優勝を決めた。2着には北津留翼マークから直線で伸びた井上昌己、3着には吉田敏洋が入った。

 山田は後方から赤板前に上昇して先頭に立つと打鐘でたたいてきた坂本貴史に対し、突っ張り気味に踏んでうまく中団を確保。これが大きな勝因となった。

 「競輪祭もそうだったけど最近、そこで踏み遅れて失敗してるんで気をつけました」と振り返った。

 S級に上がった時から目標にしていたG3優勝を手にした。「勝てるとは思ってなかったけど自分のレースができれば、もしかしてとは期待してた。すごくうれしい。これからはもっとG1で活躍できるように頑張りたい」と抱負を語った。