中西将太郎(28=東京)が予選連勝で準決進出を決めた。予選4Rは残り2周からの押さえ先行で逃げ切った。「レースでやったのは初めてだったけれど、うまくいった」。関東3車で上位を独占し、人気にも応えた。
前場所岸和田で本格デビューしたルーキーは異色の経歴を持つ。20歳で救急救命士を目指す専門学校に進学するため上京。卒業後は会社員として働いていた。「25歳ぐらいの時にたまたま競輪を見る機会があった。その時に魅力を感じて選手を目指したいと思った」。当時勤めていた会社も退社。退路を断ち、アマチュア選手として腕を磨きながらプロへの道を切り開いた。
学生時代はスポーツ歴もほとんどなかったという。「何をやっていても、誰にでもチャンスはあると思う。もっと強くなって僕みたいな人がいることをアピールできれば」。スーツ姿で営業していた数年前には今の姿は想像できなかった。ただ、努力をし続けて夢をかなえた。
準決5Rは川村昭弘が番手で、黒田充が3番手。予選と同じ並びで結束し、決勝進出を目指す。「相手も強いので気を引き締めたい」と中西。競輪界の希望の星となるべく、さらなる活躍を誓った。





















