戸田ボートのG1開設61周年戸田プリムローズが明日27日から6日間の日程で行われる。

 須藤博倫が変化を恐れずに探求心を突き詰める。今年の目標は「毎年、SG、記念を勝つことが目標です」とよどみなく答えた。

 ただし、そこへのアプローチを変えると決めた。「仕事のやり方を変えないといけないなと思ったのが17年。現場に来て与えられた仕事をやるだけでは勝てない。パターン、ルーティーンを含め、競技に対してもっと奥深くやらないと。そこが浅かった」。身近で行動することの多い桐生順平、中田竜太から学んだゆえの決断。五輪金メダリストになった小平奈緒が発した「与えられるものは有限、求めるものは無限」に通じる思いを模索する。

 今年は年始の戸田こそエース4号機でV逸したが、その後に優勝2回と上々の滑り出し。迎える戸田G1は15年2月の関東地区選を制したが、周年記念はまだ。「地元記念は引き続き欲しい。全国区の方が集まった中での優勝を目指す」。地元勢にはSGタイトルにも近い、金メダル級の戸田周年Vを追い求める。