永井大介(41=川口)がスタート速攻を決めて、自身の持つ大会最多優勝記録を更新する、8回目の優勝を飾った。今年G1優勝は前節川口66周年記念に続いて2回目で通算22回目。前大会(昨年9月飯塚)同様に、2着は鈴木圭一郎、3着は青山周平が入った。

 永井が完璧なレースで圧勝した。1枠から弾丸スタートがさく裂。8周をしっかりと逃げ切った。「一番うれしいのは優勝できたこと。(年末の)スーパースターTRへ10点取れたこと」と笑顔がはじけた。勝因はまず枠番で「準決も1枠だったし、優勝戦で(2番目の枠番指名で)一番欲しかった1枠が取れた」と理想の枠番ゲットが大きかった。

 車の仕上がり、スタートにも大満足だ。「朝練でスタートが浮いたのでクラッチ関係をやった。車もキャブと電気をやって試走も出たし良かった。3日目(8着)以外はすべてうまくいった」と振り返った。【大野義孝】