カウントダウン連載「ROAD TO グラチャン」の第2回は、シリーズを展望する。夏場から調子を上げる菊地孝平がドリーム(DR)戦1号艇で登場。安定した走りを続ける峰竜太がシリーズを引っ張る。地元勢ではDR戦に乗る白井英治、今村豊、寺田祥がファンの期待に応える。

<大会総展望>

 選出期間内の成績上位者による初日DR戦は、(1)菊地孝平(2)峰竜太(3)白井英治(4)桐生順平(5)田中信一郎(6)毒島誠が出場する。

 菊地は今年序盤はSG、G1で結果を残せていなかったが、6月丸亀周年で優出4着。自他共に認める夏男が、気温が上がるにつれてリズムも右肩上がりだ。

 峰は安定した成績を残す。今年の優勝はG3で2回、一般戦で2回だが、記念でも優出しており、調子の波は崩れない。桐生は4月からつ周年の準優でフライングを切ったため今大会を終えて30日のF休みに入る。さらに休み明け3カ月は罰則により、G1を走ることができない。年末のグランプリに向けて、少しでも賞金を上積みしたいところだ。

 迎え撃つ地元からはDR戦に乗る白井を筆頭に今村、寺田の3人が出場。熟知した水面だけに、調整とスタートは分かっている。特に寺田は徳山で6連続優出中と結果を残すだけに、2度目のSG制覇へ気合が入る。グラチャン連覇を狙う石野貴之や王者松井繁も注目される。6月丸亀周年で3年ぶりにG1を勝った浜野谷憲吾にも期待したい。【古村亮】

※明日は「コース特徴」