ロケット発進を決めた早川清太郎(36=伊勢崎)が、連覇を飾った。地元G1で4大会連続優勝の快挙だ。

 「半端ない!」勢いで加速する。6枠から出た早川は、序盤で3番手に取り付く。「スタートを切れたのが、一番大きい」。5周3角で仲田恵一朗を差して先頭へ。「エンジンはすごく良くなっていた。後半にたれる感じもなかった」。ランク1位の鈴木圭一郎らを完封した。

 今節は3日目に落車のアクシデントに見舞われた。「あきらめかけた。1人だったら気持ちが折れていた」と振り返る。パーツ交換や調整には、仲間が懸命に支えてくれた。「感謝の気持ちで走った」と何度も繰り返した。

 今日2日は誕生日。自らつかんだ勝利で前祝いとなった。「地元ファンの声援が大きな励みになった」。次のターゲットは地元SGのオートレースグランプリ(8月11~15日)。表彰式では「SGはふがいないので、今年こそは取ります」と宣言した。【天野保彦】