121期生の加倉侑征(20=福岡)が1R、6コースから鋭いまくり差しを決め、デビュー92走目で初勝利を飾った。

 道中は格上の北山康介の猛追をしのぎ「良かったです。ホッとしました」と振り返り、レース後に水神祭の祝福を受けた。

 91走での最高着は3着。ずっと苦戦が続いたが、この日のターンには、なかなかの切れ味があった。今節序盤は6着の連続だったが、「自分は引き波が苦手。2Mの走りも課題なので練習します」と試運転を繰り返した。

 後半6R6着後も再三、試運転へ。「もっと練習します」。初勝利の余韻に浸る間もなく、貪欲に2勝目を目指していた。