鈴木圭一郎(23=浜松)が前節の浜松に続き、2節連続の完全Vを達成。優勝賞金150万円を獲得した。

強烈な追い上げだった。クライマックスは8周回3コーナーに訪れた。先頭で押し切りを狙う高橋貢が内を締めにかかる。だが、追う鈴木もそこは譲れない。最後は丁寧にさばいて先頭に立ち、そのままトップでゴールを駆け抜けた。「エンジンは半端なかった。タイヤも滑らないし、2番手に上がった時に届くと思った。最後は(高橋貢が)締めてくるのは分かっていたが、立ち上がりで変わる感じだったので」と厳しく内を攻めてしっかり勝ち切った。

G2は今年6月に浜松「ウィナーズC」を制しており通算2回目の優勝。伊勢崎でのVも16年G1「ムーンライトCC」以来2回目。前節の浜松初日から続いている連勝は「9」に伸ばした。

13日からの特別G1、飯塚「プレミアムC」初日は、JKAからの表彰対象となる区切りの10連勝がかかる。「次のプレッシャーは半端ないですね」と鈴木。とはいえ、その重圧もしっかり受け止める。次節も初戦から、主役として大きな期待がかかる。

なお、優勝インタビューで、優勝賞金150万円全額を、地震で大きな被害があった北海道と、台風被害を受けた関西地区復興のために寄付すると表明した。