【大野義孝のオレに任せろ】

SG第32回全日本選抜オートが開幕する。初日は全レースで予選が行われる。「オレに任せろ」の大野義孝は、12Rに登場する4期連続で全国ランク1位の鈴木圭一郎(23=浜松)を本命に推す。クランク交換で機力を修正する可能性は高い。スピードを発揮して、大会3連覇への第1歩を踏み出す。

◆12R 最強レーサー鈴木のスピード攻勢に期待する。16年から始まったSGVロード。同年10月の当大会でSG初制覇すると、日本選手権(完全V)、スーパースター、17年オールスターを制し、史上初のSG4連覇の偉業を達成。同年11月には日本選手権を連覇。今年1月は湿走路でのSG制覇は初めてとなる全日本選抜を連覇している。

今年は優勝6回(SG1回、G22回、一般3回)で、5月から13連続優出中。浜松は7連続優出中(3回V)。昨年に続いて、2度目の10連勝と、自己最高の連勝を13に伸ばしている。今月から適用の新ランクでは4期連続のS1級をキープ。レースでは常に1着を目指し、今年の1着回数70回、単勝率69・3%、連対率83・2%は群を抜いている。

今大会もいつものように前々検日(整備日)にレース場入りしたものの、台風の影響で停電していた。しかし「午後1時ごろに回復しました」と整備は何とか完了した。「(前節の山陽は)滑りました。車がいいときは滑らない。SG2本(日本選手権とオールスター)取ったクランクに換えました」と、最高の車作りを図る。

10メートルオープンの大外はスタートが大事だ。「プレミアムのときからスタートは良くなっています」と自信を取り戻しているのはプラス材料だ。

相手筆頭は前節川口で今年3回目のVを飾った速攻の平田だ。久門と佐々木のさばき、松本の一発も侮れない。(8)=(5)から(6)(7)(4)で勝負。