内田淳(26=千葉)が変身の兆しを見せている。

予選8Rでは青板バックから突っ張り先行。別線の巻き返しを許さずに逃げ切った。「後ろを競らせてしまったし、所々で課題はありますが、足の感じはいいです」と笑顔を交えながら振り返った。

一時期、90点近くあった競走得点が現在は84点台まで下がっているが、これには訳がある。「88点ぐらいの時に、このままじゃA級特選クラスの自力型には永遠に勝てないし、仮にS級に行っても通用しないと思ったんです」。

殻を破るために千葉支部長の中村浩士門下に入り「体の使い方から自転車のセッティングまで、何から何まで180度変えた。だからいったん低迷するのは想定内でした」と言う。現在は徐々にその成果が出てきている最中で、これからは上がる一方だ。準決8Rも迷いのない先行で、強力な別線に立ち向かう。