日本競輪学校(滝沢正光校長)の卒業記念レース決勝が行われた。

完全優勝を狙った南円佳(19=鹿児島)は、持ち味の素早いS取りから打鐘先行。高木佑真を突っ張り切ったが、3番手の鈴木樹里にまくられ、最後は6着に終わった。

レース後、泣きじゃくっていた南は「鈴木さんが来て踏み直したけど、出られてしまいました。滝沢先生に教えてもらったことを少しでも恩返ししたくて逃げ切りたかった。脚力が伴わなくて、逃げ切れませんでした」と肩を落とした。

南のあこがれであり、バレーボールが縁で親交のある児玉碧衣と、内村舞織も応援に駆けつけた。児玉は「初日を見ていたけど強い」と絶賛。「刺激になります」と、対戦を心待ちにしていた。