戸田優勝戦1枠の連勝は「17」で止まった。中野次郎(37=東京)が、5コースから鮮やかなまくり差しを決め、前節住之江からの連続V、通算37回目の優勝を飾った。

4枠今村暢孝の前付けに、内枠勢が抵抗。124/356の3対3で並び、スロー勢の起こしは深くなった。4コースカドの乙藤智史が攻めたが、追い風の風圧を受けてターンが流れた。その隙を中野が見逃さなかった。「伸びが良かったですね。最近はG1のあっせんも減ってきた。もっと活躍しないと。(10月のSG)ダービーにも出たい」。若手台頭の余波を受ける現状ではあるが、近況はコンスタントに7点超えの勝率をキープ。今後もコース不問の決め手に磨きをかける。