34期の新人女子レーサー、本田仁恵(20=川口)は初日1Rに登場、今節に初勝利の期待がかかる。

前節は初日と最終日に試走3秒48とデビュー以来のベスト試走タイムを2回マーク。2走前は3着に逃げ粘り、もういつ勝ってもおかしくないところまで来ている。

「朝練習ではタイムも出だしたし、(3節前に)車を今の『アランチャ』に乗り換えてからはエンジンはいいと思います。調整しても反応があるんですよ。今、乗っているエンジンは整備グループの先輩方が代々、乗ってらしたエンジンで、高橋義弘選手が2級車時代に活躍されたエンジンだと聞いています」。素性のいい2級車エンジンだけに、「あとは自分、ですよね。6周回ペースが落ちないように逃げられれば」と抱負を語る。初日はオープニングレースで0ハンから戦う。最重ハンデは90メートル線から高橋義弘、前田淳が追い上げるが、本田と最も近いハンデ位置は60メートル線の杉本雅彦。序盤で一気に追い上げては来ないだけに、回り出してペースをつかめば念願の初勝利のチャンス到来だ。