菊池竣太朗(22=静岡)がS級昇格後、初めて予選で勝った。予選8Rは中団からのまくりで同タイプの久木原洋を完封。「現状の力だと、無理に逃げても、後続にのみ込まれて終わり。ラインで決めるにはこれしかないと思った」。

S級初戦だった8月四日市の最終日にゴール後落車(8着)で肩甲骨にヒビが入った。まだ万全の状態ではないが、現在は治療院を営む村本大輔(16年11月引退)らのサポートもあり、徐々に回復している。

準決9Rは、同県の大御所・新田康仁の目標になった。「周りの支えもあって、一戦ごとに良くなっている。新田さんには過去2度迷惑をかけているので頑張りたい」と気合を入れ直した。