“信濃の若鷹”こと菊池岳仁(19=長野)が、2班特昇に王手をかけた。

準決5Rは最終ホームすぎからスパート。3角すぎから加速すると後続を1秒1、約11車身ちぎる圧勝劇。上がり14秒3は、この日の1番時計だった。「ラインで決められず、失敗」と反省したが、力みのないフォームから爆発的に加速する姿は、優雅に空を飛びながら獲物を捕らえるタカのようだ。

レース後はプロ野球ソフトバンクのフリースに着替え、防寒対策もバッチリ。「ソフトバンクのファンなんです。最近、球団職員の方からいただきました」とレアものを誇らしげに見せてくれた。3年連続日本一のホークス同様、菊池も3場所連続Vを飾る。