荒尾聡(38=飯塚)の圧勝だった。試走から3秒46と断然のタイムでアピールすると、優勝戦でも圧倒的な走りを披露した。1周3角で一気に2車を抜くなど軽快にさばくと、3周1角で早々と先頭に立つ速攻劇だった。その後も後続との差を大きく広げて悠々とゴールした。

「晴れの延長線上で調整していって良かった。準決で気になっていた跳ねも調整で改善できていた」。勝負どころで完璧に合わせる調整力の高さを見せつけ、マイペースでレースを運んだ。西村龍太郎が2着、終盤追い上げた佐々木啓が3着に食い込んだ。