伸び悩んでいる高木佑真(21=神奈川)が、1つ壁を乗り越えた。「最近は勝てないから自信をなくし、自信がないからレースが消極的になっていました」。負のスパイラルに迷い込んでいたが、吹っ切ってくれたのは練習仲間の存在だった。

「西武園で佐藤水菜ちゃんが奥井迪さん相手に逃げ切ったレースを見て、すごいと思った。今回は初心に返るつもりで積極的にいくつもりでした」。予1・6Rは、梅川風子や細田愛未を相手に主導権を奪取。結果は5着だったが、レース後は充実感に包まれていた。