有吉辰也(44=飯塚)が2周2角で抜け出す速攻を決め、19年8月の浜松ウィナーズカップ以来、7回目のG2制覇を達成した。2着は角南一如、3着は岩見貴史だった。

隙を見逃さなかった。「スタートは切れなかったけど、道中の展開が良かった」。スタートでは抜け出せなかったが、力強いターンが光った。展開を突いて2角では4番手を確保。そこから内を力強く回って、先行する3車を一気にさばいた。「枠も外でスタートも早い人がいて。準決も簡単にやられていたので、自分でも(抜け出した時は)えって感じだった」。先頭を奪った後も、しっかりと先頭を守り切った。

6月の山陽G1で準優勝し、今節は優勝。「最近はエンジンもいいところにきている。ダイヤに向けて、いい流れになりましたね」。22日からの地元飯塚G1ダイヤモンドレースでも好走は必至だ。【土居恒久】