予選最終日の外枠2走を乗り越えて、堂々とポールポジションを獲得した1枠安河内健(25=佐賀)が、コンマ05のトップスタートから他を圧倒する逃走劇でデビュー初優勝を飾った。「初めての戸田は地元(からつ)の水面と似ている感じで、自信を持って乗れました。(優勝に関して)畑田(汰一)に先を越されたのは悔しいけど(笑)。今節は(畑田と)一緒に整備、調整もやってきたので本当にうれしいです」と終始笑顔で振り返った。当地初出場ながら、めざましい成績で4日間を走り抜いた安河内。18年5月地元からつでのデビューから、およそ2年5カ月でうれしい美酒となった。122期からは、埼玉支部の畑田に続く2人目の優勝となった。

なお、2着には2枠浦田信義、3着には4枠寺本重宜が入った。全場制覇という偉業のかかった平田忠則は、道中こん身の追い上げも、4着に敗れた。