太田真一(45=埼玉)が地元で唯一、決勝進出を果たした。準決11Rは目標の山口翼がまくり不発でも、最終3角から鋭く外を踏んで2着。「翼は不発だと、外に膨れるからね。その動きに対応できたし、感じはまずまず。自分を見てくれる、若い子もいるだろうし頑張る」。

S級点数を狙う他にも、発奮材料がある。日本自転車競技連盟の審判資格を持ち、直前には群馬県のロードレース大会でアマチュアを指導した。後進に良き手本となるために。決勝12Rも切れを発揮する構えだ。