日本自転車競技連盟と楽天グループの株式会社ケイドリームスは11日、トラックレース強化事業の共同支援について都内で会見した。

同社はインターネット勝者投票券購入サイト「Rakuten Kドリームス」を運営しており、民間企業が支援するのは初めて。期間は21年1月1日から24年12月31日までで、21年の主な施策は<1>トラックレースエリート強化指定選手「B」への奨励金の拠出<2>同連盟の強化事業の一環であるチームの海外遠征などへの支援<3>アワードなど公式記録会の実施<4>トラック競技の認知向上のため「Rakuten Kドリームス」上への特設ページ開設、全日本選手権などレースのネット配信<5>エキシビションレースなどオリジナルイベントの実施。

同社の木村美樹代表取締役は「強くて速い選手を育てたい。競輪選手をアスリートとして伝えたい。若い人にネットを通してファン層を拡大したい」と狙いを語った。同連盟理事で中野浩一トラック委員会委員長は「次世代の選手をケイドリームさんが支援していただけることになった。自転車競技の人口が増えることを期待しているし、ナショナルチームに入りたい選手を増やしたい」と話した。