ボートレース最高峰、たった2分足らずで優勝賞金1億円を争う、猛烈にアツい年末決戦、SG「第35回グランプリ」が開幕する。今大会は令和のボートレースをリードする峰竜太(35=佐賀)が、独占手記を連日、ファンの皆さんにお届けする。

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初日の朝、丸野(一樹)選手と足合わせをしました。自分の方がちょっと分が良かったです。ペラ調整の効果で乗れるようにもなっていました。前検日に全速ターンを試みて、派手にコケそうになったのとは大違いです。しかも、目の前にいたハトを避けようとして、転覆しそうになったんです。あのハト、鍋にして食ってやろうかな(笑い)。

僕は、ボート界のNO・1を目指しています。何をもってNO・1なのか? 勝率や優勝回数などの数字、また、ファンの評価も大事ですが、一番は自分がそう思えるかどうか。今はまだ、胸を張ってNO・1とは言えません。でも、自分の人生なので、人のまねはしたくない。レースだけでなく、ユーチューブの配信でも自分のありのままを出そうと思っています。オリジナリティーを大切に、オンリーワンの存在になりたいです。(ボートレーサー)