第12Rでスーパースター王座決定戦の優勝戦が行われ、青山周平(36=伊勢崎)が、鈴木圭一郎との追い上げを何とか振り切り制し、大会連覇を飾った。

まさに死闘だった。1枠から青山が飛び出すと、鈴木がすぐさま2番手で追う。鈴木は3番手から荒尾聡や早川清太郎の追い上げを振り切りながら、逃げる青山を追いつめた。宿命のライバル同士の戦いは、最終4角で逃げる青山の内へ、鈴木が差した。しかし、青山が何とか粘った。

 

払戻金は2連単(1)-(4)380円、3連単は(1)(4)(2)1380円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)

 

◆スーパースター王座決定戦 今年はSG覇者3人、各場競走成績第1位、SGと特別G1プレミアムカップ優勝戦得点上位の計16人が、SG最高賞金の3000万円を懸けて激突する。大会初日から4日目まで、トライアル戦(各日11、12Rで8周回)に4度出場する。獲得ポイント上位8人が最終日12RのSS王座決定戦(10周回)に進出して、31日に行われた。

 

◆オートレースとは 8車立てで、1周500メートルを6周(ビッグレースでは8、10周の時も)行う。全国5カ所にレース場がある。群馬・伊勢崎、埼玉・川口、静岡・浜松、山口・山陽、福岡・飯塚で開催される。選手の技量の差によってハンディ(10メートル単位で最大110メートルまで)が定められている。競走車は左回りコースに合わせて車を倒した時にハンドルが平行になるように取り付けられている。エンジンはオートレース専用に開発されたスズキ製の排気量600CC2気筒。ブレーキは追突事故防止のため付いていない。選手は元アイドルの森且行や元ロードレース世界チャンピオンの青木治親、ロードレース出身の青山周平らがいる。昨年の獲得賞金NO・1は青山で1億481万1060円。