優勝戦12Rは、インの西山貴浩(33=福岡)がトップタイのコンマ07で鋭発して押し切った。G1は昨年9月徳山以来で2度目、通算40度目の優勝を飾った。

西山はピットに戻ると「スタートは全速っ!」と言って笑った。ライバルは当地強者の石渡や、伸びが出色の平尾らがそろった。それでも「トップスタートなら持つ足。トップスタートの自信があった」と自らに言い聞かせて実行した。

昨年末は、平和島SGグランプリ(GP)のファイナルに初めて名を連ねた。「GPでメンタルが鍛えられた。それに菊地(孝平)さんに教わり、いいスタートができる。若松(SGオールスター、5月25~30日)を勝つ」。自信と経験値を高めた今、野望を胸に、今後も鋭発を続ける。優勝インタビューを「また年末(GP)に行ったるどー」と言って締めた。