日刊スポーツ新聞社制定「第33回オートレース年間三賞」は2月16日、新型コロナウイルス感染症対策のため表彰式は行わず、表彰のみを行った。女子特別賞は佐藤摩弥(28=川口)が受賞。なお、選手はリモートインタビューで答えた。

佐藤摩弥は3年連続で女子特別賞に輝いた。「昨年はG2(若獅子杯)で優勝できたし、年末のスーパースター王座決定戦に2年連続で乗ることができて、自分にとってはいい1年でした」と振り返った。

しかし、課題も残った。「後半はあまり良くなかったですね。オールスター(4月、飯塚)でポイントを稼げたのでスーパースターに出場できましたが、夏場の対応など1年を通して安定させたいです」。夏場のエンジン調整や、ドドド(不整振動)対策など、克服したい材料は多い。

トップの舞台で活躍し、女子NO・1レーサーとしてのプライドもある。「他の女子レーサーも頑張っていますが、自分が引っ張っていく存在になれればいいと思います。コロナ渦で大変な中、ファンの皆さまからの応援メッセージで、むしろ自分の方が励まされています」。ファンへの感謝も忘れない。最後に「また、今回のような賞をいただけるように頑張りたいと思います」と抱負を語った。