北津留翼(35=福岡)が2予11Rで逃げる新山響平をまくりで仕留め、連勝で準決に勝ち上がった。

失礼ながら、日ごろ立ち遅れることが多い北津留だが、この日は絶好の4番手確保からのまくり。らしからぬ競走に「坂本(健太郎)さんに作戦を組んでもらいました」と照れ笑い。重馬場の初日でも11秒2の好ラップを刻んだが、コンディションが良くなったこの日は10秒9の1番時計タイだ。

1予の勝利者インタビューで「(今回)優勝したら引退します(笑い)」と軽口も飛び出したが、野望が近づくと「それはないと思いますよ」とやんわりと公約を修正した。しかし、今回の仕上がりなら、もしかしたら…があるかも。