入海馨(25=岡山)がイン先制を決め通算3度目、ルーキーシリーズ初優勝を飾った。2着は高倉和士、3着に竹田和哉が入った。

入海は相棒を信じて全速スタートを決めた。差した竹田、握った高倉を寄せつけず、堂々と先マイ。バックでさらに引き離して完勝した。凡機だった58号機をペラ調整でパワーアップさせたことが最大の勝因。「前検では良くなかったが、プロペラをしっかりできた」と冷静に振り返った。

18年10月大村以来、優勝から遠ざかっていた。「事故も続いて我慢の日々だった」。だが、腐らなかった。岡山支部の先輩たちから積極的にアドバイスを受けた。ペラの形を徹底的に研究して調整力の高さを身につけた。「(9月徳山のプレミアムG1)ヤングダービーに出たい。1走1走、ベストを尽くす」と宣言した。次節、5日からの常滑ルーキーシリーズでも大暴れする。