桐本康臣(41=三重)がより集中力を高めて戦っている。今月末が締めになる21年後期の級班審査を前に、今期勝率はA1級ボーダーをわずかに超えた6・29で前検入り。2節前のルーキーシリーズを制した70号機を駆って、6R6枠を大外からまくり差しで制したが、10R3枠はまくり差しが決まらず4着だった。

「スリットは悪くないが、重さがあって競るとしんどい」と機力を説明した後で、「(A1復帰へ)気は抜けないね」とつぶやいた。21年前期のA2陥落を招いた調整リズムの乱れは、もうすっかり消えた。さらに機を仕上げて挑む2日目は10R1走。インからしっかり逃げる。