第12Rで優勝戦が行われ、女子レーサーとして史上初めてオートレースの最高グレード、SG(スーパーグレード)制覇に挑んだ佐藤摩弥(28=川口)と岡谷美由紀(36=浜松)の快挙達成はならなかった。

8車並びで5枠の佐藤がトップスタートを切り、主導権を奪った。ラインの内側ぎりぎりを走って逃げ態勢を築いたが、19年全日本選抜以来9度目のSG制覇を果たした鈴木圭一郎(26=浜松)に逆転を許した。佐藤は4着、岡谷は8着。2着は青山周平、3着は黒川京介だった。

今節は準決勝戦に佐藤、岡谷、片野利沙と女子レーサーが初めて3人進出。決勝戦には佐藤と岡谷が勝ち上がり、オートレースの歴史としては初の出来事だった。