ガールズケイリンの歴史に、また新たにその名を刻んだ。石井寛子(35=東京)が決勝10Rを制し、ガールズケイリンが開催された40場目の優勝を果たした。13年5月のデビューから、休止されるまで配分がなかった千葉競輪を除き、ガールズで初の「全場制覇」を成し遂げた。

石井は、これまでに休止前の熊本競輪を含むガールズ開催39場(千葉競輪は休止中で配分なし)を制した第一人者。昨年4月に豊橋競輪を制してから、15年10月に1度だけ走って決勝2着だった福井開催を心待ちにしていた。前検入り直前には「戦いは福井が最後じゃない。今節でリセットするつもり。デビュー戦のつもり」と自らに言い聞かせていた。そして、連勝で勝ち上がった決勝は、大好きな白色が基調の1番車で臨み、他の6人を寄せつけず完全優勝とした。

ガールズでそれぞれトップの優勝回数を114、勝ち星を424に伸ばした。また連勝も19になり、梶田舞と児玉碧衣が持つ最多24連勝に近づいている。

ちなみに「全場制覇」には奥井迪と高木真備が「あと3」で続き、児玉は「あと7」となっている。