優勝戦は1枠の西野雄貴(31=徳島)が逃げて、約2年半ぶりの優勝を飾った。

エース14号機を相棒にV戦線をリードしてきたが、優勝戦は6枠石野貴之の前付けを受けた。それでもインからコンマ05のトップスタートを決めて先に回ると、後続の追随を許さなかった。「前付けは覚悟していました。しばらく勝てていなかったので、石野さんに勝てたら自信になると思って、スタートはいきました」と振り返った。

14年5月に尼崎でデビュー。選手生活は8年目に入ったが「選手になって一番のエンジンでした。乗り心地は来なかったけど、この伸びを生かしたいと思った」と14号機を称賛した。19年1月の鳴門以来、通算4度目の優勝に「記念でも成績を残せるように、1走1走頑張ります」と上の舞台での活躍を誓った。