尾嶋一広(34=兵庫)がイン逃げで今年3度目の優勝を決めた。1周2Mで接戦を制した古結宏が2着。森永隆が3着に入った。

絶好枠で臨んだファイナル。しかし、計り知れない重圧があった。エース64号機を駆る古結の存在だ。それだけに、「スタートを行くしかない」と覚悟を決めた。本番ではコンマ09のトップスタート。スリット後は古結が伸び返したが、きっちり1Mを先マイ。そのまま独走態勢を築いた。

プレッシャーを吹き飛ばしての優勝。「駄目だと思ったけど、勝ててほっとしてます。エンジンは優勝戦が一番いい状態でした」と、ピットでは安堵(あんど)の表情を浮かべた。