富山G3覇者がF1準決で負けるわけにはいかなかった。

準決11Rの稲垣裕之(44=京都)は、打鐘3角で落車した阪本正和に巻き込まれそうになって「避けるのでいっぱい」と足を削られた様子。それでも、前を任せた中井俊亮が行けずと見るや最終4角から内、外とコースを運んで2着に入った。

「1周追い掛けるうちに足はたまった。悪いときにはいっぱい、いっぱいだから、調子はいいと思う」と納得の様子だった。

決勝は竹内雄作を相手に自在戦。香川雄介-柏野智典の支援を受けて優勝を目指す。