126期の野田彩加(18=山口)が155走目で、うれしいデビュー初勝利を挙げた。9Rで5コースから最内を突いて差し抜けた。3連単9万円台の高配も演出した。

エンジン、ボートとも複勝率50%を超える好セットを引いて「今節は水神祭を狙いたい」と宣言していたが、見事に有言実行とした。2着には2コースから展開をつくった同県の佐々木裕美が入り「尊敬する先輩とワンツーを決められたのがうれしい」と満面の笑み。佐々木も「自分が1着を取ったみたいにうれしい」と、水神祭でも大はしゃぎで祝福のエールを送り、水面に投げ込んだ。

中学時代に空手で日本一に輝きスポーツ推薦で飛び込んできた逸材が、水面でも豪快なひと突きを決めた。「フライングが続いて落ち込んだりもしたけれど、休み中の成果がやって出ました。スタートを安定させてもっと勝っていきたい」とさらなる飛躍を誓った。