黒田誠司(52=静岡)が7Rで逃げた原田秀弥の2着に踏ん張った。渡辺雄一郎、佐々木康幸、中野次郎、中沢和志、磯部誠のそうそうたるA1レーサーらを抑えて、予選トップ通過を決めた。「(池田)浩二さまさま。周年でさすがの調整で仕上げてくれてます。回ってからの加速感がすごいし、足もエース機の庄司(孝輔)君以外は負ける感じもない。エンジンのおかげです」。相棒の64号機をたたえた。

黒田の優勝は、デビュー初優勝を飾った05年5月の大村以来ない。「まあ、ここまで来られたんだから、事故のないように自然体でやりますよ。地元のいい流れに乗せてもらった。その流れを崩さないようにね」と笑みを浮かべた。

近況の浜名湖は、前回のG1周年の板橋侑我を含めて横沢剛治、笠原亮と、地元静岡支部が3節連続Vを飾っている。静岡支部長の黒田が、絶好枠から3枠の佐々木とともに地元勢4連続Vに挑む。