辻栄蔵(46=広島)は、イン先マイが流れて瓜生正義(45=福岡)に差され、肝を冷やしながらも1周2Mの競り合いを突いた抜きで16年ぶり通算3度目のSG制覇を達成。グランプリへ優勝あるのみと厳しい立場だったが、見事プレッシャーを吹き飛ばした。

山口剛(39=広島)がピット離れで出かけたが、これは他艇に阻止され、結局進入は123・456の3対3。2着は瓜生、1周2Mで瓜生の内を突いた桐生順平(35=埼玉)が3着に入った。

勝った辻は、引き揚げて開口一番「疲れた…」。「レース前はそうでもなかったんですけど、発走ランプがついたら心臓バクバクでした。1Mも完全に差されていましたね。今年はここまで本当に出来過ぎ。今後もボクらしいレースをしていきますので、応援よろしくお願いします」と安堵(あんど)した。

払戻金は2連単(1)-(2)340円、3連単は(1)(2)(4)940円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください。選手の表記は支部)