ベテラン遠沢健二(56=神奈川)がいぶし銀の走りで予選突破を果たした。5Rは目標の吉竹尚城が小笠原光に突っ張られ、連結が外れる厳しい展開に。遠沢は位置を確保して立て直すと、木田有隆の押圧(落車失格)を軽やかにいなして、再連結に成功し、最後は2着を死守した。「1車でも前へ、と思って踏んだだけ。久々に1000メートルの独走をしたくらい苦しい。落車もあったから複雑だけどね」。イスに座り込みながらも目尻を下げていた。

準決5Rは勝俣亮とタッグ。松戸初のモーニングを沸かせた2人が大本命上原龍撃破を狙う。