黒野元基(25=愛知)がイン速攻を決めて20年2月の浜名湖以来、通算2度目の優勝を飾った。

「予選トップは初めてだから準優、優勝戦の1枠も初めて」と緊張感は隠せなかったが、全国に10人しかいないトップルーキーの戦いぶりは見事だった。2日目のこと、4コースから攻め込んだが、が3枠の選手と絡む不利で5着敗退。それ以外はオール2連対の活躍で、イン戦は4戦4勝と完璧な取り口でシリーズを駆け抜けた。

プレゼンターの今村豊氏から「このタイトルを登竜門として、記念レーサーとして頑張ってください」とエールを送られると、「A1に復帰できたんで頑張ります」と笑顔で応えた。