汐崎正則(45=愛知)が2コース差しで昨年11月、常滑以来の優勝を決めた。

スタートはコンマ16と最も遅かった。3コースから安達裕樹がのぞくスリット隊形となった。それが見えたこともあり、インの山田竜一は握り過ぎて1Mはオーバーターン。汐崎は冷静に差し場をとらえて抜け出した。「自分の好きな乗り心地と押しがありました。浜名湖はエンジンが出ないことが多かったけど、これで好きになりました」と笑顔でレースを振り返った。

今後の目標としてはA1級復帰を挙げた。「レーサーでいる限りは目指したい。最近は自分なりにいい調整ができてるし、手応えもあるから頑張りたいですね」。22期ぶりの返り咲きに思いを巡らせた。

次走は10日から戸田一般戦を出走予定。