第12Rで王座決定戦が行われ、全国NO・1の青山周平(37=伊勢崎)が優勝。

大会は4度目の制覇で19年から3連覇を達成した。3年連続の賞金王となった。SGは区切りの10度目制覇、通算69度目の優勝となった。2着は黒川京介、3着は鈴木圭一郎が入った。

1度目の発走は伊藤信夫がフライングを切った。2度目の発走は、4枠黒川がトップスタートで飛び出した。内枠3人をまくり先手を取った。1枠青山は慌てず2番手を追走すると、2周バックで黒川の内を突いて先頭に逆転。その後は、黒川や3番手の鈴木と3人で激しい首位争いとなったが、青山は内を締めて、後続の追い上げを封じた。「時計(試走3秒26)を信じて、スタートから全力で頑張ろうと思った」。

22年の走り初めは、1月6日から伊勢崎G1に出場予定となっている。

 

払戻金は2連単(1)-(4)1160円、3連単は(1)(4)(3)2700円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)

 

◆オートレースとは 8車立てで、1周500メートルを6周(ビッグレースでは8、10周の時も)行う。全国5カ所にレース場がある。群馬・伊勢崎、埼玉・川口、静岡・浜松、山口・山陽、福岡・飯塚で開催される。選手の技量の差によってハンディ(10メートル単位で最大110メートルまで)が定められている。競走車は左回りコースに合わせて車を倒した時にハンドルが平行になるように取り付けられている。エンジンはオートレース専用に開発されたスズキ製の排気量600CC2気筒。ブレーキは追突事故防止のため付いていない。選手は元アイドルの森且行や元ロードレース世界チャンピオンの青木治親、ロードレース出身の青山周平らがいる。20年の獲得賞金NO・1は青山で8889万4055円。