119期ルーキーの佐藤啓斗(25=青森)に昨年10月富山以来のVチャンスが巡ってきた。予選から寒空の下で逃げ切り連発。いずれも相手の力量を考えながら仕掛け、ライン3車で上位独占と動きも内容も申し分ない。

「イメージ通りに戦えている。しかし、少しだけ疲れています」。手応えをつかむと同時に弱気な一面も見せたが、決勝は北日本同期の大高彰馬が先導役に名乗り出ると表情も晴れ晴れ。前回取手決勝では、優勝した早期卒業の中野慎詞に食い下がって2着になった。走るたびに経験値を上げる北日本ホープ。今度はV差しといくか注目したい。